令和2年度中国地方発明表彰 中小企業庁長官賞を受賞!
近年頻発する自然災害の復旧現場等で使用されている、セパレートショット工法に関する「長距離・高揚程圧送用骨材分散方法の発明」(特許第3793525号)で、公益社団法人発明協会が主催する令和2年度中国地方発明表彰(※1) 中小企業庁長官賞」を受賞いたしました。また、発明の実施化に尽力したとして「実施功績賞」を受賞いたしました。
〇受賞者
中小企業庁長官賞
長距離・高揚程圧送用骨材分散方法(特許第3793525号)
日本植生株式会社 技術部 技術Ⅱ課 参事 大倉 卓雄
実施功績賞
日本植生株式会社 代表取締役社長 柴田 明典
詳しくは公益社団法人発明協会WEBサイトをご参照ください。
http://koueki.jiii.or.jp/hyosho/chihatsu/R2/jusho_chugoku/index.html
〇受賞した発明の概要
セパレートショット工法は、細骨材(砂)とセメントミルクを別々に圧送し、吐出ノズルの近傍でこれらを瞬間的に混合して吹付ける工法です。
今回表彰の対象となった発明は、細骨材を流路内で適度に分散させるものであり、細骨材を長距離圧送した場合でもセメントミルクと均一に混合することを可能としました。
この発明を使用することにより、長距離・高揚程箇所においても圧縮強度のばらつきが小さい、品質の良いモルタルを吹付することが可能となりました。また、この発明はモルタル吹付材料の跳ね返りなどによる材料ロスの発生抑制にも貢献しています。
当社では、今後も緑の国づくりに貢献するため、防災とともに環境に配慮した製品・工法をご提供していきます。
※1 地方発明表彰は、全国8地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として、優秀な発明、考案、又は意匠を完成された方々、発明等実施化に尽力された方々等の功績を称え、毎年顕彰するものです。