グリットシーバー
グリットシーバー 流速5m/s対応
NETIS No.CG-040015-V
NETIS掲載期間終了技術
標準規格
品 番 | 製品規格 | 材 料 | ||
---|---|---|---|---|
幅 | 長さ | ネット | 芝 | |
GS-8 | 1.05m(0.9m) | 3.0m(2.8m) | 特殊ジオテキスタイル 強度40.0kN/m 以上 |
野芝 |
( )内は芝付寸法
概要
施工直後から耐流速性を発揮
野芝とジオテキスタイルネットが一体化構造となっているため、植生の活着前でも耐流速性を発揮します。また、不織布も一体化させることで、吸出抑制効果も有します。
流速5m/s 対応!
のり尻からのり肩まで、ジオテキスタイルネットによる連続構造を形成し、両端を固定するため、流速5m/s に対応できます。
コスト縮減・工期短縮
重機を使わない人力施工のため、排ガスのないクリーンな施工ができます。
また、同等の耐流速性を示す従来工法に比べてコストダウンが実現できます。
流速試験データ
実験施設は、下図に示すように0.3m x 0.3m の閉水路内に所定の流量を満管状態で通水することにより、所定の流速を得る装置である。供試体は、幅0.3m、深さ0.3m、長さ3.0m の水槽に水路床板部が供試体表面となるよう敷設するものである。
供試体の耐流速性については、野芝が充分繁茂した時期、野芝の休眠期(冬期)場合ともに、流速1.0m/s から7.0m/sにおいて、表層の洗掘、めくれによる破壊は発生しないことが確認できた。
ネット引張強度試験
製品より5cm 幅の試料を切り取って試験機にセットし、ネットの強度を測定する。
40.0kN/m 以上を確認した。
試験機 | 試験速度 | 試験温度 | 試験場所 |
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ORIENTEC RTC-1325A | 50mm/min | 20℃ | 岡山県工業技術センター |
従来工法との比較
工法名 | 設計流速(m/s) | 施工性 | 施工直後からの効果 | ||
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張芝工 |
2 |
◎ | 1 工程(張芝のみ) | △ | 植物が活着するまでは、 効果が期待できない。 |
ジオテキスタイル工 | 3 | ○ | 3 工程(張付+覆土+張芝) | △ | 植物が活着するまでは、 覆土が流亡する場合がある。 |
グリットシーバー工 | 5 | ◎ | 1 工程(張芝のみ) | ◎ | 施工直後から効果が 期待できる。 |
ブロックマット工 | 4 | △ | 3 工程(張付+覆土+張芝) ※作業にクレーンを要する |
△ | 護岸としての機能は維持できるが、 出水のたびに植生・ 覆土が流亡する場合がある。 |
施工手順

1.グリットネット敷込
(堤脚部・ 天端部)

2.盛土完成

3.グリットシーバー敷設

4.ハイプラ杭の固定

5.ネットピン連接

5.拡大写真

6.敷設完了
施工実績

木曽川(愛知県)

熊原川(青森県)

江の川(広島県)