日植の獣害対策資材&工法
アニマルガード工法
備考 | 新技術情報提供システム登録 掲載期限終了技術 NETIS CB-110023-A アニマルガード工法 |
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施工実績 |
概要
これまで採用されてきた一般的な獣害対策用の金網は、交点が固定されていないため、金網の破損や踏み荒らされることによる変形を起こしやすく、また耐用年数が短いなど、効果や耐久性に問題を抱えていました。
そこで日植は、『ハイトキーパー』と『スカイクロスネット』を設置する『アニマルガード工法』を開発し、のり面植生の導入から成長まで長期にわたる獣害対策の実現に成功しました。

格子型結束金網「スカイクロスネット」
金網の縦線と横線の交点部を特殊な編織方法で仕上げています。金網の目を広げようとしても交点が強固に固定されているため、金網の交点がずれにくい構造が特長です。

ネット台座「ハイトキーパー」
のり面の凹凸に対応しながら、スカイクロスネットを約20cm の高さで均一に浮かせます。シカが侵入した際もシカの荷重を一点に集中させない資材です。載荷試験では1.5~2.0KN(約150~ 200Kg)の荷重耐力を有していますので、オスシカの体重(約80kg)以上の荷重に耐えることができます。
特長
目合いが広がらない強靱な『スカイクロスネット』とのり面に設置するスカイクロスネットを一定の高さでキープする『ハイトキーパー』で植生をしっかりと守ります。
- 植物の生長点・根を守る
- シカなどがのり面に侵入して、導入した植生を根こそぎ食べてしまうことを防ぎます。
- どんな植生マットにも対応
- 植生マットやシートの施工後に合わせて設置できますので効率的です。
- 目合いが広がらない特殊金網
- 金網の交点がずれにくい強靱な構造のため、シカが首や角を入れても目合いが広がりません。
- 日植だけの特許技術
- 『アニマルガード工法』は、日植の特許技術です。(特許第3793524号、特許第3940422号)
被害状況 食害と踏み荒らしによる植生の衰退

植生基材吹付工

植生マット工
アニマルガード工の施工手順

1.植生マット・シートの敷設
場所や状況に応じた植生マットやシートを施工します。

2.ハイトキーパーの設置
施工した植生マットやシートの上から、一定間隔にハイトキーパーを設置します。

3.金網の展開
設置したハイトキーパーの上から、スカイクロスネットを展開します。

4.金網の結合
専用のスカイコイルで金網を結合します。

5.施工完了
スカイクロスネットが一定の高さで保持されています。
設置図
標準規格
資材名 | 高さ | 外径 | 線径 | 材質 | 入数 |
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ハイトキーパー | 23cm | 26.5cm | 4.0mm | 3種亜鉛めっき鉄線 | 50個/箱 |
資材名 | 長さ | 幅 | 網目 | 線径 | 材質 | 入数 |
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スカイクロスネット | 10m | 2m | 76×127mm | 2.5mm | 4種亜鉛めっき鉄線 | 20㎡/束 |
資材名 | 長さ | 線径 | 材質 |
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スカイコイル | 10cm | 1.8mm | 4種亜鉛めっき鉄線 |