再緑化工法・特殊緑化工法
メンテグリーン工法
概要
モルタル面上に植生を導入する場合は、安定した生育基盤の確立が必要です。
我社では、保水性に富む生育基盤材を用いると共に、モルタル面に穴をあけて地山からの水分供給を図ります。
さらに、モルタル面に開けた穴から根系の侵入促進を図ることで、確実な植生生育を可能にするだけでなく、老朽化したモルタル面も剥離することなく修復・補強をすることができます。
特長
- 既設モルタルを除去する必要がありません。
- 安定した緑化が図れます。
- 根系の成長を妨げず、長期間植生の維持が図れます。
- 生育基盤の安定保持が図れます。
- モルタル表面の集排水が図れます。
- 簡易吹付のり枠工法との併用が可能です。
生育状況

1.モルタル面穿孔
モルタル面にハンマードリルでΦ20㎜、深さ20㎝の穴を上下・左右に30㎝間隔で開けます。

2.集水マット設置
表面水を迅速に排除するために、幅20㎝の集排水マットを枝状に配置し、コンクリート釘でモルタル面に固定します。

3.仕切網設置
生育基盤材の安定保持のために、モルタル面に対して直角に幅6㎝の仕切網を1.5㎝間隔で等高線状にアンカーピンで設置します。
また、アンカーピンと仕切網との固定は結束線で行います。

4.ラス金網張り
ラス金網をモルタル表面から6㎝浮かせた状態で張り付けます。
張り付ける際には、スペーサーを1個/㎡使用します。

5.生育基盤材吹付
のり面全面に厚さ10㎝となるよう均一に吹き付けます。