生態系保全工法
マザーソイル工法
概要
マザーソイル工法は、施工地近隣の林地内表土(森林表土)を利用し、そこに蓄えられ休眠している種子(埋土種子)によって植生を復元し、地域の自然生態系の保全を図ることができます。
特長
- 地域固有の植物が成立し、遺伝子の撹乱がありません。
- 土壌シードバンク用の植生基盤材によって、木本類の発芽生育が良好です。
- ヤシ製の特殊ネットによって、植生基盤材が長期間保護され、流亡が防止されます。
- ヤシ製の特殊ネットは腐食性であるため、根株への食い込みがありません。
- エアーで表層土をほぐしながら吸引採取するため、林床を荒らしません
- 従来の表土を使用する工法に比べ、施工性が向上します。
施工手順

1.表土シードバンクの
採取

2.表土の保存

3.ファーザーネットの張付

4.表土シードバンクの
吹付
施工事例

吹付完了(2001年7月)

3ヶ月後(2001年10月)