総合研究圃場

国土環境緑化協会

基盤安定長期緑化工法

ソイルファクター工法


概要

ソイルファクター工法は、厚岩質のり面や急傾斜地等の従来継続的な緑化が容易ではなかった場所において、植物の生育に必要な生育基盤を確保することにより、木本植物等の育成を図るとともに、施工後の養分及び水分の人口補給を原則として必要としない工法です。
生育基盤材である「ソイルファクター」は、水分保持力、通気性、硬度等が植物の生育に適しているため、長期間安定した緑化が可能です。
また、耐侵食性に優れた材料を用いるため、発芽生育の遅い郷土種や木本導入を目的とした場合の種子配合でも植物群落を確実に形成することができ、あらゆる緑化目標に適応することが可能です。

特長

  1. 生育基盤材に「ソイルファクター」を使用しているため、植生の生育を科学的に分析し、有機堆肥、化学肥料、土壌改良剤など植生の安定生育に不可欠なものをバランス良く 配合しており、植物の生育に最も重要な保水、保肥性に優れ、長期間安定した緑化が図れます。
  2. 「ソイルファクター」生育基盤材は断熱性に優れ、地山の凍結・凍上を軽減します。
  3. 「ソイルファクター」生育基盤材と金網の使用により、地山表面の安定と早期緑化を図ります。
  4. 格子枠工法や現場打のり枠工法等の緑化基礎工との併用も可能です。
  5. 生育基盤材には、木本導入に適した「ソイルファクターT」、早期緑化に適した「ソイルファクターS」があり、緑化目標に合わせて使い分けが可能です。

施工手順

1.施工前

2.のり面清掃

3.金網張り

4.アンカー削孔・打設

5.ソイルファクター吹付け

6.吹付け完了