樹林化工法
ポットクリート工法
概要
ポットクリート工法は、簡易な吹付のり枠により、のり面の安定保護を長期間にわたって保つことが出来るソイルクリート工法に、育苗棚を設置することにより、苗木を確実に活着させ多様な樹木の導入を可能にした工法です。
特長
- 簡易吹付のり枠工による緑化基礎工と併用して低木類の苗木導入が容易です。
- 播種工との併用により、多様な低木類の導入が容易に行えます。
- 植え付け基盤の造成が容易です。
- 植穴掘削を必要としないため、のり面の撹乱による崩壊などの心配がありません。
- 設置が簡易な育苗棚により、任意な配植が可能です。
- 保水性の高い生育基盤材の使用により、乾燥などの影響を受けにくく苗の活着が確実です。
- 生産品であるポット苗を使用するため品質管理が容易です。
施工手順
1.のり面清掃
2.金網張付け
3.アンカー打設
4.配筋
5.ガッテンダー設置
6.交点主アンカー打設
7.枠モルタル吹付け
8.育苗棚設置
施工対象のり面(工法選定の目安)
勾配1/0.8より緩いのり面
勾配 1.0~ | 勾配 0.8~1.0 | 土砂 | 地山の 状態 |
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Aタイプ | A or M・ダイザタイプ |
5cm未満 | 亀裂間隔 | 軟岩Ⅰ・Ⅱ | |
5~15cm未満 | |||||
M・ダイザタイプ | 15cm以上 |